ステルスライフ

あの日僕も死んだ

疲れたなぁ

もう疲れた。

 

と、何度も繰り返すから、まるで疲れた詐欺のようだが、もう疲れた以外、どう表せばいいのか。もう疲れた。

聞く人がいれば、また言ってると思われそうだが、聞く人もいない。ただ、疲れた。

統計だかによれば、早死にすることは間違いないのだが、それにしたって、平均よりは程度だろうから、まだまだかかりそうだ。

老後のために貯蓄とかいうが、貯めてて途中で死んだら貯め損じゃないか?とか、思ってみたりした。

子供の頃から、できるものなら自分はキリギリスでいたい(=そんな楽観的になれない)と思っていたが、そのせいか、クヨクヨしているくせに、危機感は多分薄いのだと思う。わかっているどうせ落ちぶれるだけだとうそぶいている。落ちぶれるだけだから、さっさと自決したいとうそぶいている。首吊りとヘリウムガスと凍死と飛び降りと、どれがいいかなぁと夢想している。でも多分、無自覚に、どうにかなるさと思っている。どうにもならなかったら、死ねばいいんだし、と投げ出している。

死なない最低限のラインを、ステルス機のように低空飛行しておめおめと生き残っている。いつまで生きていなければいけないのだろう。もう疲れた。